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僕たちとアイドルの時代
ボクタチトアイドルノジダイ
- 著: さやわか

批判の的になった「AKB商法」こそが、新時代の鍵だった!
「AKB商法」という言葉があります。CDを複数枚買ってもらうことを前提としたこのリリース形式は、AKB48を筆頭にグループアイドルの躍進をもたらすと同時に、激しい批判にさらされてもいます。はたして、彼女たちの人気はまがい物で、アイドルなど取るにたらない存在なのでしょうか? 本書ではそのような批判を念頭に置きつつ’70年代から現在までのヒットチャートに基づき、日本のポップミュージックの歴史を振り返っていきます。そこから見えてきたのは、アイドルと「AKB商法」こそが音楽産業を救ったという意外な事実でした。そう、今や「僕たちとアイドル」こそが、新たな時代をもたらしているのです。
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書誌情報
紙版
発売日
2015年01月23日
ISBN
9784061385641
判型
新書
価格
定価:924円(本体840円)
通巻番号
059
ページ数
288ページ
シリーズ
星海社新書
初出
本書は2013年6月に大洋図書より出版された『AKB商法とは何だったのか』を改題・改訂し、新たに一章を書き下ろしたうえ、新書化したものです。
著者紹介
著: さやわか(サヤワカ)
ライター、評論家 1974年北海道生まれ。大学卒業後、音楽業界・出版業界での会社勤務を経て執筆活動に入り、ライターとして『クイック・ジャパン』『ユリイカ』などを舞台に、ゼロ年代以降のカルチャーの変容を肌身で感じながら幅広い分野について評論を行う。初の単著『僕たちのゲーム史』(星海社新書)では、独自の文脈でコンピューターゲームの30年史を提示し絶賛を浴びた。本書は『AKB商法とは何だったのか』(大洋図書)を増補改訂した完全版である。他の著作に『一〇年代文化論』(星海社新書)、『西島大介のひらめき☆マンガ学校』(講談社、共著)がある。現在は、星海社新書で完全新作を準備中。ツイッターは@someru