論語

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論語

ロンゴゲンダイニイキルチュウゴクノチエ

講談社現代新書

永遠の人生指南の書を碩学が自由な立場で解説。
従来の堅苦しい注釈とは全く異なる新しい解釈によって新地平を開いた画期的著作。

「あなたは、論語ときいただけで、とてもちかよりにくい、むずかしい本だというふうに、頭からきめてはいませんか。」
本書の冒頭で著者はそう語りかけます。「ところが、じっさいはそうではないのです」。
それまでの『論語』の注釈書は、孔子という、普通の人間ではない大聖人の言葉が載っている本、
凡人にはとても理解することのできない深遠な意味をたたえた本、
という先入観に基いて書かれていました。
しかし、『論語』とは、じつは七十余年の孔子の複雑な人生経験がにじみ出ている本なのです。ですから、実社会で生活し、世の中のことを豊かに経験している人にこそ、むしろよく理解できるはずなのです。
本書は、上記の引用文のように、とても平易な文字遣いで書かれています。
しかしそこには貝塚茂樹という碩学の経験と深い洞察が込められています。
永遠の人生指南の書に対していかなる偏見もなしに向きあい、
『論語』の解釈に新しい地平を開いた画期的な著作にして、まさに永遠の名著です。


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目次

●『論語』の読み方
●学問の勧め
●理想の政治
●伝統の擁護
●徳について
●聖賢の言行
●幸福について
●教育について
●孔子の追憶
●孔子の政策論

書誌情報

紙版

発売日

1964年08月16日

ISBN

9784061154131

判型

新書

価格

定価:770円(本体700円)

通巻番号

13

ページ数

202ページ

シリーズ

講談社現代新書

電子版

発売日

2005年05月13日

JDCN

0611541300100011000E

著者紹介

著: 貝塚 茂樹(カイヅカ シゲキ)

(かいづか・しげき)1904年、東京都生まれ。京都大学東洋史学科卒業、同大学院修了。 専門は中国古代史。京都大学教授、名誉教授を歴任。1987年2月逝去。 主著に『諸子百家』(毎日出版文化賞)、『中国古代史学の発展』(朝日文化賞)などがある。

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