石膏色と赤

坂の向うの空で沈みかけていた、大きな夕日。また、鈍い白い光が漂うその下にあった、夕暮の野原。幼年期に見た、この赤と白のふたつの夕暮とは、何だったのだろう？　幼年期から成年期にかけて想起された心象風景や体験、あるいは人々の印象などを、独得の感性と語り口で構成した、余韻ゆたかな好エッセイ集。

ⒸJUNNOSUKE YOSHIYUKI

書誌情報

紙版

• 発売日: 1980年05月09日
• ISBN: 9784061316232
• 判型: A6
• 価格: 定価：352円（本体320円）
• ページ数: 220ページ
• シリーズ: 講談社文庫

電子版

• 発売日: 2019年12月06日
• JDCN: 06A0000000000054072A

著者紹介

著： 吉行　淳之介（ヨシユキ　ジュンノスケ）

その他： 古林　尚（フルバヤシ　タカシ）

装丁： 亀倉　雄策（カメクラ　ユウサク）

装画： ほんめ　としみつ（ホンメ　トシミツ）

製品関連情報

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