
マイページに作品情報をお届け!
蜻蛉日記(中)
カゲロウニッキチュウ

一子・道綱をいとおしみ、頼もしくも思い、権勢いや増す兼家の得意を、眩しく眺めることもあった。しかし、男の不実な心をはかりかね、満ち足りぬ思いに懊悩する。出離を思い死を願い、石山へ詣で、鳴滝の山寺籠りへ……。その心の推移が、生々と描かれる。10世紀の平安時代には未完成であった仮名を駆使し、社会生活を見事に文章化した最初であり、源氏物語などの母胎となった、藤原道綱の母の作品を、川瀬一馬の校注・現代語訳で。<上中下巻3巻 中巻>
Ⓒ
オンライン書店で購入する
書誌情報
紙版
発売日
1980年09月10日
ISBN
9784061316461
判型
A6
価格
定価:308円(本体280円)
ページ数
182ページ
シリーズ
講談社文庫
電子版
発売日
2019年09月06日
JDCN
06A0000000000032815K
著者紹介
その他: 川瀬 一馬(カワセ カズマ)
装丁: 亀倉 雄策(カメクラ ユウサク)