新装版 うみのいろのバケツ

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新装版 うみのいろのバケツ

シンソウバンウミノイロノバケツ

講談社の絵本

 バケツを持って、お母さんと海に遊びにやってきた少女が出会った、「なみのむすめ」。なみのわかものと結婚するため、ひっくり返したバケツの中で、うみのあわのドレスを編んでいる、というのです。少女はバケツを貸してあげました。
 夏が終わる日、少女が浜辺に見に行くと、白いドレスの小さな女のひとがバケツのそばに立っていて、少女にお礼をいいました。すると、なみのわかものが、寄せてきて、なみのむすめを海に連れていきました。
 バケツの中には、貝がらがひとつ入っていました。少女はそれを、ずっと大切にもっていたのでした。


書誌情報

紙版

発売日

2013年07月12日

ISBN

9784061325500

判型

A12取

価格

定価:1,320円(本体1,200円)

ページ数

28ページ

シリーズ

講談社の創作絵本

初出

1983年に刊行された『うみのいろのバケツ』を再編集したもの。

著者紹介

文: 立原 えりか(タチハラ エリカ)

東京都に生まれる。1957年に「人魚のくつ」を自費出版。同作品で日本文学者協会新人賞を、1961年に「ゆりとでかでか人とちびちび人のものがたり」で講談社児童文学新人賞を受賞。東京生まれ、童話作家。 「木馬がのった白い船」、「まどろみの夢から夢へ」「うたってよ、わたしのために」「天女のあかり」「天人の橋」などのほか、翻訳作品など著書多数。童話創作の機関誌「ヒースランド」編集長。

絵: 永田 萠(ナガタ モエ)

兵庫県に生まれる。成安女子短期大学卒業。1987年、エッセイ画集「花待月に」で、ボローニャ国際児童図書展グラフィック賞を受賞。著作は140作以上に及ぶ。2000年開催の国際淡路花博(ジャパンフローラ)では、公式ポスター、キャラクターマークを手がけた。 国内外で数多くの展覧会を精力的に開催している。

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