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幼い子は微笑む
オサナイコハホホエム

「幼い子は微笑む」は、長田弘氏の詩集『奇跡-ミラクル-』(2013年刊行、みすず書房)の巻頭を飾る詩です。
この一編の詩に魅了された絵本作家のいせひでこ氏が、生前の長田氏との約束を果たし、ついに絵本として完成させた入魂の一冊です。
前作『最初の質問』に続く、詩人と画家の奏でる交響曲のような絵本です。
「人がほんとうに幸福でいられるのは、おそらくは、
何かを覚えることがただ微笑だけをもたらす、
幼いときの、何一つ覚えてもいない、
ほんのわずかなあいだだけなのだと思う」(抜粋)
※すべての漢字にルビ付
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書誌情報
紙版
発売日
2016年02月16日
ISBN
9784061332805
判型
AB
価格
定価:1,650円(本体1,500円)
ページ数
32ページ
シリーズ
講談社の創作絵本
著者紹介
その他: 長田 弘(オサダ ヒロシ)
1939年、福島市生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。詩人として活躍。1982年、『私の二十世紀書店』で毎日出版文化賞、1998年、『記憶のつくり方』で桑原武夫学芸賞、2000年、『森の絵本』(絵・荒井良二)で講談社出版文化賞絵本賞、2009年、『幸いなるかな本を読む人』で詩歌文学館賞、2010年、『世界はうつくしいと』で三好達治賞を受賞。2015年5月死去。
画家、絵本作家。1949年生まれ。13歳まで北海道で育つ。東京芸術大学卒業。野間児童文芸新人賞、産経児童出版文化賞美術賞などを受賞。『ルリユールおじさん』(2006年、講談社)は講談社出版文化賞絵本賞を受賞、ベストセラーとなる。宮沢賢治とゴッホの研究、スケッチの旅の出会いや実感から、絵本やエッセイを発表しつづけている。近刊に『大きな木のような人』、『まつり』、『最初の質問』(詩・長田弘)(すべて講談社)がある。