司馬遷―史記の世界―

歴史家は無為である、また為さざることなし――容易にみえて容易ならざる覚悟と執念で、司馬遷が記録した大著『史記』。司馬遷の歴史家としてのきびしい態度と、そこに描かれた世界の中心たる政治的人間たちを著者は浮き彫りにする。そして歴史と人間世界を空間的・全体的に把握しようと試みた古典的名箸。

書誌情報

紙版

• 発売日: 1972年10月15日
• ISBN: 9784061340190
• 判型: A6
• 価格: 定価：493円（本体448円）
• ページ数: 240ページ
• シリーズ: 講談社文庫

収録作品

• 作品名
  初出

• 作品名

  司馬遷―史記の世界―

  初出

著者紹介

著： 武田　泰淳（タケダ　タイジュン）

装丁： 亀倉　雄策（カメクラ　ユウサク）

装画： 田中　岑（タナカ　ギン）