アラブとイスラエル パレスチナ問題の構図

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アラブとイスラエル パレスチナ問題の構図

アラブトイスラエルパレスチナモンダイノコウズ

講談社現代新書

宿命の地=カナン(パレスチナ)を舞台にくり返された、長く根深い対立の歴史。流血の抗争はなぜ起こったのか? 宗教や民俗紛争、石油資源をめぐる思惑、難民問題など、複雑にもつれた中東問題を、国際政治のダイナミズムの中に位置づけ、解明する。

パレスチナ人とは?――パレスチナ人は、国を持たず、アラブ世界で常に差別されてきた。表面上はアラブの大義という看板の下で受け入れられても、内心ではけっして仲間うちとしては扱われてこなかった。またパレスチナ人は、国による保護を得られないため、個人の努力、そしてパレスチナ人同士の団結によって人生を切り開いてきた。ある国から追放されるようなことがあっても、命ある限りけっして奪われることのないものに投資してきた。つまり教育であった。
パレスチナ人の勉強熱心はアラブ社会では際立っている。パレスチナ人は、医者であり、作家であり、画家であり、弁護士であり、大学教員であり、ジャーナリストであり、研究者である。――本書より


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目次

●ユダヤ人国家イスラエルの成立
●米ソの中東進出とスエズ危機
●イスラエルの軍事力
●パレスチナ解放運動の変遷
●第四次中東戦争と石油危機
●イスラエル社会の変貌
●レバノン戦争の構図
●ペレストロイカの影
●インティファーダ
●湾岸戦争とパレスチナ問題

書誌情報

紙版

発売日

1992年01月16日

ISBN

9784061490857

判型

新書

価格

定価:946円(本体860円)

通巻番号

1085

ページ数

264ページ

シリーズ

講談社現代新書

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