食文化の中の日本と朝鮮

食文化の中の日本と朝鮮

ショクブンカノナカノニホントチョウセン

講談社現代新書

鮨・酒・豆腐・漬物から厨房道具の数々まで、日本人の食生活の基本をなす食物、食習慣、食文化の多くが、朝鮮半島に古い起源をもつ。その深い絆と交流史を掘り起こす。

食文化のルーツを探る――朝鮮半島と日本列島は海をひとつへだてたもっとも近い地域であり、国である。古くから多くの人々の往来があり、各分野の文化交流があったことは、すでに多くの研究によって明らかになってきている。食の生活文化においても、朝鮮半島と日本列島は密接につながっており、今なおそれは身近に確かめることができるのだが、案外それに気がついていない人が多いのが実情である。本書では、それらのいくつかを取り上げることにした。いずれも日本の日常的な食べ物であるだけに、朝鮮半島の生活文化とのつながりを意外に思われるかもしれない。しかし、それほど深くつながっているのが、実は朝鮮半島と日本列島なのである。――本書より


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目次

●日本と朝鮮にみる食文化の交流
●厨房道具のルーツ
●すしのルーツ
●酒のルーツ
●漬物のルーツ
●ニンニクのルーツ
●豆腐のルーツ
●陶磁器のルーツ
●トウガラシのルーツ
●朝鮮人参のルーツ

書誌情報

紙版

発売日

1992年09月16日

ISBN

9784061491168

判型

新書

価格

定価:726円(本体660円)

通巻番号

1116

ページ数

226ページ

シリーズ

講談社現代新書

著者紹介