道路の経済学

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道路の経済学

ドウロノケイザイガク

講談社現代新書

アクアラインは800円でよい!
「必要な道路」「ムダな道路」はどう見分けるのか?よくわかる公共投資分析

日本の公共事業を「民営化」するために
道路公団が保有・管理してきた高速道路には、「ネットワーク型」と「バイパス型」があります。まずはバイパス型の道路資産の一部について、改良・維持管理・料金徴収などの運営事業を、民間企業に売却するのです。たとえば、東京―名古屋間は東名と中央高速が並行していますが、どちらかを(バイパスとみなして)民間に売却し、官と民の競争を促進させるのです。そのとき、私はDBFOやBOTの考え方を採り入れることを提案します。一定の契約期間ののちに国に無償で返還させ、以後は無料道路とするわけです。ネットワーク型の場合も、工夫次第で売却は可能でしょう。――<本書より>


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目次

第1章 なぜ日本の高速道路は有料で世界一高いのか?
第2章 アクアライン通行料は800円でよい
第3章 「経済性」をどう評価するか
第4章 環境への影響をどう評価するか
第5章 持続可能な成長と交通政策の転換
第6章 本当の民営化とは
終 章 あなたは「合意」できるか?

書誌情報

紙版

発売日

2005年05月20日

ISBN

9784061497825

判型

新書

価格

定価:770円(本体700円)

通巻番号

1782

ページ数

208ページ

シリーズ

講談社現代新書

著者紹介

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