近世日本国民史 開国日本(1)

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近世日本国民史 開国日本(1)

キンセイニホンコクミンシカイコクニホン1

講談社学術文庫

ペルリ来航は、我が国が徳川鎖国政策を破り近代国家へ進む象徴的事件であった。が、時代を語るには、その以前を語らねばならぬとする蘇峰は、来航以前の形勢を論ずるに、幕府の対外防備の嚆矢を寛政の松平定信に見「定信の遺志を紹成する者であらば、嘉永の末、安政の始めに至りて、周章狼狽をしなかったであろう」と嘆じ、開国前夜の内憂外患、警鐘乱撞に対する当局の拱手怠慢を指摘し、その崩壊は内部に胚胎していたと洞察する。


ペルリ来航は、我が国が徳川鎖国政策を破って近代国家へ進む象徴的事件であった。が、時代を語るには、その以前を語らねばならぬとする蘇峰は、来航以前の形勢を論ずるに、幕府の対外防備の嚆矢を寛政の松平定信に見「定信の遺志を紹成する者であらば、嘉永の末、安政の始めに至りて、周章狼狽をしなかったであろう」と嘆じ、開国前夜の内憂外患、警鐘乱撞に対する当局の拱手怠慢を指摘し、その崩壊は内部に胚胎していたと洞察する。


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書誌情報

紙版

発売日

1979年03月08日

ISBN

9784061583788

判型

A6

価格

定価:528円(本体480円)

通巻番号

378

ページ数

417ページ

シリーズ

講談社学術文庫

電子版

発売日

2013年08月02日

JDCN

0615837800100011000M

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