近世日本国民史 安政の大獄 後篇

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近世日本国民史 安政の大獄 後篇

キンセイニホンコクミンシアンセイノタイゴクコウヘン

講談社学術文庫

島津齊彬逝きて以来、天下の大名、起って敢然井伊と抗衡せんとする者一人だになく、安政六年井伊の位置は天下無敵を驕り、その探偵政治による志士狩りは燎原の火となりて広がるも、諸藩みな拱手して形態を観望、自藩より犠牲者を出すに至る。即ち、藩では西郷を遠島に、長では吉田松陰を江戸に護送、越は藩の長城たる橋本左内を幕史の犠牲に供す。かくて草莽崛起を説く松陰の処刑をもって惨刑酷法を極めたるは粛清は終焉を告ぐ。


島津齊彬逝きて以来、天下の大名、起って敢然井伊と抗衡せんとする者一人だになく、安政六年井伊の位置は天下無敵を驕り、その探偵政治による志士狩りは燎原の火となりて広がるも、諸藩みな拱手して形態を観望、自藩より犠牲者を出すに至る。即ち、藩では西郷隆盛を遠島に、長では吉田松陰を江戸に護送、越は藩の長城たる橋本左内を幕史の犠牲に供す。かくて草莽崛起を説く松陰の処刑をもって惨刑酷法を極めたるは粛清は終焉を告ぐ。


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書誌情報

紙版

発売日

1984年01月06日

ISBN

9784061586185

判型

A6

価格

定価:1,320円(本体1,200円)

通巻番号

618

ページ数

518ページ

シリーズ

講談社学術文庫

電子版

発売日

2013年08月02日

JDCN

0615861800100011000P

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