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マルクスその可能性の中心
マルクスソノカノウセイノチュウシン
- 著: 柄谷 行人

マルクス=ヘーゲル主義の終焉において、われわれは始めてマルクスを読みうる時代に入った。マルクスは、まさにヘーゲルのいう「歴史の終焉」のあとの思想家だったからだ。マルクスの「可能性の中心」を支配的な中心を解体する差異性・外部性に見出す本書は、今後読まれるべきマルクスを先駆的に提示している。価値形態論において「まだ思惟されていないもの」を読み思想界に新たな地平を拓いた衝撃の書。
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目次
1 マルクスその可能性の中心
2 歴史について――武田泰淳
3 階級について――漱石試論1
4 文学について――漱石試論2
5 あとがき
書誌情報
紙版
発売日
1990年07月05日
ISBN
9784061589315
判型
A6
価格
定価:1,100円(本体1,000円)
通巻番号
931
ページ数
254ページ
シリーズ
講談社学術文庫