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マルクスその可能性の中心
マルクスソノカノウセイノチュウシン

作品を読むことの意を問う、画期的マルクス論。作品の外に、どんな哲学も作者の意図も前提にしないで読むこと、まだ思惟されていないものを読むこと、可能性の中心においてマルクスを読むとは、そういうことである。柄谷行人の不朽の名作。
◎ある作品の豊かさは、著作家が意識的に支配している体系そのものにおいて、なにか彼が「支配していない」体系をもつことにある。……私にとって、マルクスを「読む」ことは、価値形態論において「まだ思惟されていないもの」を読むことなのだ。……マルクスをその可能性の中心において読むとは、そういうことにほかならない。<「序章」より>
ⒸKojin Karatani
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書誌情報
紙版
発売日
1985年07月08日
ISBN
9784061835443
判型
A6
価格
定価:390円(本体355円)
ページ数
240ページ
シリーズ
講談社文庫
電子版
発売日
2020年11月20日
JDCN
06A0000000000131167U