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淮南子の思想 老荘的世界
エナンジノシソウロウソウテキセカイ
- 著: 金谷 治

漢の武帝の頃、淮南の地を治めた淮南王のもとには大勢の学士食客が集まり、数多くの著作を残した。2000年後の今日に伝わる『淮南子』がそれである。その内容は複雑多様、諸子百家から戦国的自由思想の伝統、また、処世や政治、天文や神話伝説まで集合されている。全体の基調は老荘的なものに貫かれその百科全書的な性格が人々をひきつけてきた。混迷の世を生きる現代人に贈る必読の人世哲学の書。
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目次
1 淮南王(わいなんおう)物語
1.淮南王とその時代
1.宿命的な誕生
2.好文の王
3.食客
4.謀反
2.仙人になった淮南王
1.登仙
2.鴻宝万畢(こうほうまんぴつ)の書
2 淮南王の書
1.淮南子21篇
1.淮南子の歴史
2.淮南子の内容
2.老荘的統一
1.要略――多様と統一――
2.さまざまな立場
3.神話伝説
4.道とは何か
5.自然と人事――無為と有為――
6.政治
7.処世と養生
8.老荘的統一――真人と聖人――
書誌情報
紙版
発売日
1992年02月05日
ISBN
9784061590144
判型
A6
価格
定価:1,155円(本体1,050円)
通巻番号
1014
ページ数
260ページ
シリーズ
講談社学術文庫