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茶道の美学
チャドウノビガクチャノココロトカタチ
- 著: 田中 仙翁

室町中期に茶祖珠光(じゅこう)によって芸道化され、中興の名人紹鴎(じょうおう)をへて、利休が大成した“茶の湯の道”、茶道。日本人の生活文化に大きな影響を与えてきた茶道の風雅には、日本独自の精神性と美意識がこめられている。著者は現代の茶人としての視点から、茶室における所作の美と、茶道具をあつかう点前(てまえ)の方法を平明に説き、あわせて茶の湯の美意識と作法の時代による変遷を解説する。現代人のための茶道入門。
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目次
第1章 茶の美の原点
1 床の間という空間
2 土壁の茶席
3 手どりの感触
4 カネワリ
5 カネワリと茶道
第2章 数寄の展開
1 唐物荘厳の時代
2 茶の湯の萌芽
第3章 数寄より茶の湯へ
1 数寄の道
2 茶の湯の進展
3 爛熟する茶の湯
4 近代の茶道
第4章 美の所作
1 点前
2 茶の湯で展開される美の世界
第5章 変遷する美意識
1 茶の美の変遷
2 茶会と道具組
書誌情報
紙版
発売日
1996年03月08日
ISBN
9784061592216
判型
A6
価格
定価:1,287円(本体1,170円)
通巻番号
1221
ページ数
256ページ
シリーズ
講談社学術文庫
著者紹介
著: 田中 仙翁