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インド仏教の歴史
インドブッキョウノレキシ
- 著: 竹村 牧男

2400年の昔、ガンジスの支流域、菩提樹の木陰で、ブッダは何を覚ったか。入滅後、教団分裂の中で精緻に編まれるアビダルマ哲学。やがて大乗仏教が勃興し、中観・唯識により空の理論が体系化される。インド亜大陸を満たし、巨大なアジアの宗教ともなった仏教の流れを、真実のいのちへの「覚り」と一切の「空」というキー・タームのもとに展望する。
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目次
第1章 仏教の原点――ゴータマ・シッダッタの目覚め
第2章 部派仏教の展開――アビダルマの迷宮
第3章 大乗仏教の出現――仏教の宗教改革
第4章 空の論理――中観派の哲学
第5章 唯識の体系――瑜伽行派の哲学
第6章 その後の仏教――「空」の思想の行方
書誌情報
紙版
発売日
2004年02月11日
ISBN
9784061596382
判型
A6
価格
定価:1,375円(本体1,250円)
通巻番号
1638
ページ数
304ページ
シリーズ
講談社学術文庫
初出
底本:本書は1992年1月刊行の講談社現代新書『「覚り」と「空」』を底本とした。