狂気と王権

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狂気と王権

キョウキトオウケン

講談社学術文庫

元女官長の不敬事件、虎ノ門事件、田中正造直訴事件、あるいは明治憲法制定史、昭和天皇「独白録」の弁明など、近代天皇制をめぐる事件に「精神鑑定のポリティクス」という補助線を引くと、いったい何が見えてくるか。「反・皇室分子=狂人」というレッテル貼り。そして、「狂気の捏造」が君主に向けられる恐れはなかったのか? 独自の視点で読み解くスリリングな近代日本史。(講談社学術文庫)


近代天皇制と精神医学の間で働く政治学とは。皇室関係者は精神異常時の不敬として、不起訴になり、ある者は、狂気の疑いがあったが、鑑定を受けずに死刑を受けた。巨大な権力と狂気との不思議な関係を暴く。


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目次

第1章 オカルティズムと宮廷人
第2章 虎ノ門のテロリスト
第3章 石と煙突のファナティケル
第4章 フレーム・アップができるまで
第5章 ニコライをおそったもの
第6章 相馬事件というスキャンダル
第7章 マッカーサーに語ったこと
第8章 皇位簒奪というイリュージョン
第9章 ルードヴィヒの王国から
第10章 ノイシュバンシュタインの物語

書誌情報

紙版

発売日

2008年02月09日

ISBN

9784061598607

判型

A6

価格

定価:1,386円(本体1,260円)

通巻番号

1860

ページ数

352ページ

シリーズ

講談社学術文庫

電子版

発売日

2014年11月28日

JDCN

0615986000100011000D

初出

原本:本書の原本は、1995年、紀伊國屋書店より刊行。

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