
マイページに作品情報をお届け!
ベーダ英国民教会史
ベーダエイコクミンキョウカイシ
- 訳: 高橋 博

古代ローマ時代から8世紀初めまで、アングル人、サクソン人、ジュート人、そしてさまざまな侵略者たちは、いかにしてイングランド人として統合されていったか。初代カンタベリ大司教アウグスティヌスを始めとする伝道者たちの行跡、殉教者の苦難、さらに世俗権力の興亡を活写し、「イギリス史の源泉」と称される尊者ベーダ畢生の歴史書。アルフレッド大王版で読む待望の新訳。(講談社学術文庫)
アルフレッド大王版で読む「イギリス史の父」畢生の名著
古代ローマ時代から8世紀初めまで、アングル人、サクソン人、ジュート人、そしてさまざまな侵略者たちは、いかにしてイングランド人として統合されていったか。初代カンタベリ大司教アウグスティヌスを始めとする伝道者たちの行跡、殉教者の苦難、さらに世俗権力の興亡を活写し、「イギリス史の源泉」と称される尊者ベーダ畢生の歴史書。アルフレッド大王版で読む待望の新訳。
「キリストの下僕であり、司祭でありますベーダはもっとも敬愛すべきケオウルフ王へご挨拶申し上げます。そして最近わたしがサクソン人およびアングル人について記しました『歴史』をご都合のよろしい折にお読みいただきましたうえで、ご批判を賜り、さらに複写して、あまねくほかの皆様にもご紹介いただきたく思い、贈呈申し上げます」――<本書「序文」より>
- 前巻
- 次巻
オンライン書店で購入する
目次
序 文
第一巻
1 ブリタニアとアイルランドの位置とその最古の住民
2 ユリウス・カエサルのブリタニア侵攻
3 オークニー諸島とワイト島の併合
4 ブリトン人の王ルキウスの改宗
5 皇帝セヴェルス、塹壕をめぐらす
6 ディオクレティアヌスのキリスト教徒迫害
7 聖アルバヌスの受難
他
第二巻
1 教皇グレゴリウスと奴隷少年たち
2 ブリトン人の司教たちが受けた報い
3 アウグスティヌスの死
4 すすまぬ正しい復活祭奉遵
5 不純へ回帰する首長たち
6 使徒ペテロの鞭の折檻とエアドバルド王の改宗
7 炎上する都市の焔と祈り
他
第三巻
1 歴史から抹殺される不信の後継者たち
2 エイダンがリンディスファーン島の司教座を与えられた
3 教養のない者に、あまりにも熱心に説教しすぎたのですよ
4 オズワルド王の賛嘆すべき敬虔
5 聖職売買
6 処女たちが知った啓示
7 オズワルド王が殺された場所で、少女が癒された
他
第四巻
1 復活祭はローマ式、剃髪は東方式
2 聖俗の学識にすぐれたテオドロス
3 石を投げるに時があり、石を集めるに時がある
4 蟻ときりぎりす──イングランド人とスコット人
5 ハートフォード公会議
6 二人司教区
7 ウィンフリッドの罷免
他
第五巻
1 カスバートの後継者エゼルワルドが暴風雨を鎮めた
2 司教ヨハネスがことばを失った青年を癒した
3 潮の満ちるときに瀉血した少女が癒された
4 使徒ペテロの義母に倣う
5 ひつぎまで用意された者が癒された
6 聖ヨハネスと競馬を楽しむ修道士
7 西サクソン人の王カドワラがローマに赴いて受洗した
他
参考文献
略年表
解説 高橋 博
書誌情報
紙版
発売日
2008年02月09日
ISBN
9784061598621
判型
A6
価格
定価:1,265円(本体1,150円)
通巻番号
1862
ページ数
368ページ
シリーズ
講談社学術文庫
電子版
発売日
2015年01月16日
JDCN
0615986200100011000J