正月十一日、鏡殺し

「カチカチ鳥を飛ばせ」という謎の電話を傍受してしまった予備校生は、そこに犯罪の匂いを嗅ぐ（盗聴）。猫マニアの恋人を持つサラリーマンは、一瞬の狂気に取り付かれる（猫部屋の囚人）。不仲の祖母と母に挟まれた少女は鏡餅に願いを託す（表題作）。日常の中に紛れ込んだ謎、そして恐怖。ミステリー傑作集。

書誌情報

紙版

• 発売日: 1996年09月06日
• ISBN: 9784061819313
• 判型: 新書
• 価格: 定価：833円（本体757円）
• ページ数: 248ページ
• シリーズ: 講談社ノベルス

初出

収録作品参照

収録作品

• 作品名
  初出

• 作品名

  盗聴

  初出

  『野性時代』９１年７月号

• 作品名

  逃亡者　大河内清秀

  初出

  『メフィスト』９５年８月号

• 作品名

  猫部屋の亡者

  初出

  『小説推理』９５年１２月号

• 作品名

  記憶の囚人

  初出

  『海燕』９４年１月号

• 作品名

  美神崩壊

  初出

  『メフィスト』９５年１１月号

• 作品名

  プラットホームのカオス

  初出

  『メフィスト』９６年４月号

• 作品名

  正月十一日、鏡殺し

  初出

著者紹介

著： 歌野　晶午（ウタノ　ショウゴ）