銀の檻を溶かして 薬屋探偵妖綺談

マイページに作品情報をお届け!

銀の檻を溶かして 薬屋探偵妖綺談

ギンノオリヲトカシテクスリヤタンテイヨウキダン

講談社ノベルス

賑やかな街の一角に、その店は存在する。燻べたような色の木の板、木の壁、木の天井。まるでそこだけ時に取り残されたかのような――その店。蒼然たる看板に大書された屋号は、「深山木(ふかやまぎ)薬店」。優しげな青年と、澄んだ美貌の少年と、元気な男の子の3人が営む薬種店は、だが、極めて特殊な「探偵事務所」で……!?第11回メフィスト賞受賞作!!

●著者のことば
妖怪、推理、探偵、人間、時間、そして薬屋さん。好きなものがたくさん詰まったこの世界は、虚像と事実のパーライトです。本文中に引用されたカナダの詩人のあの本は、どこの本屋さんにも売っていない紛い物です。でも、子供のノートや、連日続く夜中のノックは、身辺な所で起きた実話に基づいています。薬屋さんは……どうでしょう?もしかしたら、何処かにあるかもしれません。


書誌情報

紙版

発売日

1999年03月05日

ISBN

9784061820593

判型

新書

価格

定価:968円(本体880円)

ページ数

278ページ

シリーズ

講談社ノベルス

著者紹介

既刊・関連作品一覧

関連シリーズ

BACK
NEXT