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増加博士の事件簿
ゾウカハカセノジケンボ
- 著: 二階堂 黎人

半分に千切られたトランプ、血染めの五芒星、握られた釣り餌、口の中の割れた茶碗、鼻の穴に突っ込まれた指……凶悪事件現場に遺されたあまりに不可解なダイイング・メッセージ。その真相に巨漢の名探偵・増加博士と痩身の羽鳥警部の凸凹コンビが挑む! 不可能犯罪、トリック、ユーモア、そしてウンチクがたっぷりと詰まった“頭脳刺激”系ミステリー誕生!
半分に千切られたトランプ、血染めの五芒星、手に握られた釣り餌、口の中の割れた茶碗、鼻の穴に突っ込まれた指……凶悪事件現場に遺されたあまりに不可解なダイイング・メッセージ。その真相に巨漢の名探偵・増加博士と痩身の羽鳥警部の凸凹コンビが挑む!
不可能犯罪、トリック、ユーモア、そしてウンチクがたっぷりと詰まった“頭脳刺激”系ミステリー誕生!
<著者の言葉>
普段、長編推理小説を書くことが多い私ですが、パズル雑誌の依頼に応えるため、ショート・ショート・ミステリーを書きました。といっても、〈本格〉から離れることができず、トリックやダイイング・メッセージ満載の短編集となりました。登場するのは、講談社文庫『増加博士と目減卿』でお馴染みの、フェル博士ならぬ増加博士です。----二階堂黎人
目次
ダイヤのJ
狐火のマジック
ドラキュラ殺人事件
人工衛星の殺人
死者の指先
ペニー・ブラックの謎
ある陶芸家の死
北アルプスのアリバイ
花の中の死体
おクマさん殺し
果物の名前
カツラの秘密
火炎の密室
ゴカイと五階
パソコンの中の暗号
猟奇的殺人
トランプ・マジック
物質転送機
〈M・I〉は誰だ?
密室の中の死者
嘘つき倶楽部
嘘つきのアリバイ
〈増加博士の講演〉から
呪われたナイフ
謎めいた記号
ペンション殺人事件
絞首台美女切断事件
書誌情報
紙版
発売日
2012年05月09日
ISBN
9784061828346
判型
新書
価格
定価:880円(本体800円)
ページ数
224ページ
シリーズ
講談社ノベルス
初出
『ニコリ』2005年夏号Vol.111~2012年冬号Vol.137
著者紹介
1959年7月19日東京都に生まれる。中央大学理工学部卒業。在学中は「手塚治虫ファンクラブ」会長を務める。1990年に第1回鮎川哲也賞で『吸血の家』(講談社文庫所収)が佳作入選、1992年『地獄の奇術師』でデビューし、推理小説界の注目を大いに集める。全四部からなる長大な本格推理小説『人狼城の恐怖』は1999年版の本格ミステリベスト10の第1位を獲得した。近著に『覇王の死 二階堂蘭子の帰還』『東尋坊マジック』『僕らが愛した手塚治虫≪激動編≫』などがある。