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緑金書房午睡譚
リョクキンショボウゴスイタン
- 著: 篠田 真由美

高校に通わなくなって数ヵ月。16歳の少女は、大学教授である父が研究休暇で、イギリス行きを決めたため、古本屋「緑金書房」に居候をすることに。だが、その古書店こそは表と裏の世界をつなぐ「奇蹟の古本屋」だった――。そして緑金書房にまつわる「8つの謎」を知った少女を襲う不思議な事件の数々。「建築探偵」シリーズの著者による、本を愛する人に贈る古書ファンタジー。
「8つの謎」が隠された異世界へ通じる古書店――。少女が遭遇した秘密は!?
「建築探偵シリーズ」の著者による“古書と不思議”の物語
高校へ通わなくなって数ヵ月。16歳の木守比奈子は、大学教授である父親が研究でイギリスへ行くことになったため、古本屋の「緑金書房」に居候する。店を営む金子緑朗は亡き母の親戚だというが、どこで寝ているのかがわからず、また同居しているはずの大叔母も一向に姿を見せない。多くの謎を秘めた古書店で、比奈子の前に突如、現れたのは? そして、彼女を襲う事件が――。
※本書は2010年4月に小社より単行本として刊行されたものを、加筆・修正してノベルス化したものです。
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目次
第一章 月の島
第二章 ミッドサマー・アフタヌーンに見る夢は
第三章 鏡の向こうになにがある
第四章 どんなときでも目はつぶらずに
終章 クロさんひとり語り
あとがき
書誌情報
紙版
発売日
2012年06月08日
ISBN
9784061828353
判型
新書
価格
定価:1,078円(本体980円)
ページ数
288ページ
シリーズ
講談社ノベルス
電子版
発売日
2013年02月22日
JDCN
0618283500100011000R
初出
2010年4月に小社より単行本として刊行されたものを、加筆・修正してノベルス化したもの。
著者紹介
1953年、東京都生まれ。早稲田大学第二文学部卒業。91年に『琥珀の城の殺人』が第2回鮎川哲也賞の最終候補となり、翌年刊行されデビュー。以後、ミステリー、伝奇小説、ファンタジー小説など幅広く執筆。94年に刊行された「建築探偵桜井京介の事件簿」シリーズが人気に。著書に『アベラシオン』『閉ざされて』『黄昏に佇む君は』などがある。