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一条の光・天井から降る哀しい音
イチジョウノヒカリテンジョウカラフルカナシイオト
- 著: 耕 治人

脳軟化症の妻は“私”を認識できない。──何度目かに「御主人ですよ」と言われたとき、「そうかもしれない」と低いが、はっきりした声でいった。──50年余連れ添った老夫婦の終焉間近い困窮の日常生活。その哀感極まり浄福感充ちる生命の闘いを簡明に描く所謂“命終3部作”ほか、読売文学賞受賞『一条の光』、平林賞『この世に招かれてきた客』など耕治人の清澄の頂点6篇。
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目次
詩人に死が訪れるとき
この世に招かれてきた客
一条の光
天井から降る哀しい音
どんなご縁で
そうかもしれない
書誌情報
紙版
発売日
1991年05月02日
ISBN
9784061961272
判型
A6
価格
定価:1,320円(本体1,200円)
ページ数
252ページ
シリーズ
講談社文芸文庫
電子版
発売日
2007年12月14日
JDCN
0619612700100011000I
著者紹介
著: 耕 治人(コウ ハルト)