戦艦大和ノ最期

昭和20年3月29日、世界最大の不沈戦艦と誇った「大和」は、必敗の作戦へと呉軍港を出港した。吉田満は前年東大法科を繰り上げ卒業、海軍少尉、副電測士として「大和」に乗り組んでいた。「徳之島ノ北西洋上、「大和」轟沈シテ巨体四裂ス 今ナオ埋没スル三千の骸（ムクロ） 彼ラ終焉ノ胸中果シテ如何」戦後半世紀、いよいよ光芒を放つ名作の「決定稿」。

目次

●戦艦大和ノ最期
●「戦艦大和ノ最期」初版あとがき
●決定稿に寄せて
●「鎮魂戦艦大和」あとがき

書誌情報

紙版

• 発売日: 1994年08月03日
• ISBN: 9784061962873
• 判型: A6
• 価格: 定価：1,100円（本体1,000円）
• ページ数: 202ページ
• シリーズ: 講談社文芸文庫

電子版

• 発売日: 2016年08月26日
• JDCN: 0619628700100011000R

初出

北洋社版『戦艦大和ノ最期』１９７４年８月１５日刊、講談社版『戦艦大和ノ最期』１９８１年８月１０日刊

著者紹介

著： 吉田　満（ヨシダ　ミツル）

解説： 鶴見　俊輔（ツルミ　シュンスケ）