絶望の精神史

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絶望の精神史

ゼツボウノセイシンシゲンダイニホンノエッセイ

講談社文芸文庫

貧しい空寺の番人で絶望の生涯を終えた金子光晴の実父。恋愛神聖論の後、自殺した北村透谷。才能の不足を嘆じて自分の指を断ち切り芸術への野心を捨てた友人の彫刻家。時代の奥の真裸の人間を凝視する明治生まれの詩人が近代100年の夢に挫折した日本人の原体験をたどり日本人であるがゆえの背負わされた宿命の根源を衝く。近代史の歪みを痛烈に批判する自伝的歴史エッセイ。


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書誌情報

紙版

発売日

1996年07月10日

ISBN

9784061963764

判型

A6

価格

定価:1,540円(本体1,400円)

ページ数

224ページ

シリーズ

講談社文芸文庫

初出

『金子光晴全集』第12巻(1975年12月 中央公論社刊)

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