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可能性としての「在日」
カノウセイトシテノザイニチ

在日2世作家として、少年期のサハリン越境の原体験をもとに、南北朝鮮の政治体制や日本のナショナリズム、さらにパレスチナ問題に対し、そのつど問題提起と行動をおこしてきた著者の、思想・文化・人間観が開示されている。21世紀を生きる「在日」の新しい可能性を追求した表題作ほか、単行本未収録の「韓国国籍取得の記」を含め、30余年の文学的営為を示す講演・エッセイを精選した。
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書誌情報
紙版
発売日
2002年04月10日
ISBN
9784061982925
判型
A6
価格
定価:1,650円(本体1,500円)
ページ数
392ページ
シリーズ
講談社文芸文庫
電子版
発売日
2019年12月20日
JDCN
06A0000000000058927L
初出
備考参照
収録作品
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作品名初出
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作品名
北であれ南であれ わが祖国
初出
「文藝春秋」1972年9月号
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作品名
フカに人間はいつまでくわれているか
初出
「早稲田大学」1973年10月号
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作品名
初心
初出
「民涛」第五号1988年11月号
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作品名
神々にきみの座をゆずるな
初出
「民涛」第6号1989年2月
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作品名
熱狂と現実
初出
「民涛」第八号1989年9月
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作品名
つぎは、どこだ
初出
「民涛」第9号1989年12月
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作品名
時代にたいする痛苦の感銘度
初出
「朝日新聞」1996年5月28日夕刊
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作品名
亡命者小考
初出
「地球の一点から」第100号1997年5月
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作品名
「人間大統領・金大中」誕生に思う
初出
「朝日新聞」1998年3月12日夕刊
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作品名
韓国国籍取得の記
初出
「新潮」1998年7月号
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作品名
サハリンで会った女性翻訳者
初出
「新潮」1998年12月号改題「サハリンでのこと」
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作品名
作家は生きつづける
初出
「文芸」1971年5月号
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作品名
容疑者の言葉
初出
「新鋭作家叢書李恢成集」1972年2月河出書房新社
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作品名
『砧をうつ女』のこと
初出
「讀賣新聞」1972年3月1日夕刊
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作品名
円の中の子供
初出
「群像」1972年4月号
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作品名
日本語とのかかわり
初出
「東京新聞」1972年4月14日、15日夕刊
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作品名
文学者の言葉と責任
初出
「朝日新聞」1973年6月8日夕刊
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作品名
おびえからの解放
初出
「波」1973年12月号
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作品名
深夜の不覚
初出
「文藝」1974年6月号
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作品名
芥川賞の頃
初出
「季刊藝術」第50号1979年7月
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作品名
政治的な死
初出
「文学界」1985年3月号
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作品名
「看護の家」のニム・ウェールズ
初出
「毎日新聞」1994年8月2日夕刊
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作品名
アジアの友人としての生涯
初出
「朝日新聞」1997年1月23日夕刊
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作品名
在日朝鮮人文学の祖型
初出
週刊朝日百科「世界の文学」112号2001年9月
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作品名
「人面の大岩」と父
初出
「朝日新聞」1970年4月21日朝刊
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作品名
名前の歴史
初出
「文学界」1971年1月号
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作品名
豚殺せ犬走れ
初出
「北の話」1973年8月号
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作品名
私の原風景
初出
「すばる」1973年冬季号
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作品名
女の血
初出
「子供のしあわせ」1981年6月号
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作品名
書くしかなかった
初出
「群像」1982年6月号
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作品名
くたばれ、郵便車盗難事件
初出
「群像」1991年4月号「厄払い」を改題
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作品名
盗まれたドストエフスキー全集の話
初出
「ロシア手帖」第39号1994年12月
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作品名
物神と抵抗精神
初出
「北であれ南であれ、わが祖国」1974年3月
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作品名
時代と女性の役割
初出
「北であれ南であれ、わが祖国」1974年3月
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作品名
黄金律はどこにあるのか
初出
「時代と人間の運命エッセー篇」1996年11月
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作品名
「韓国文学」の明日と「在日文学」の希望
初出
「時代と人間の運命エッセー篇」1996
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作品名
サハリンでの少数民族との出会い
初出
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作品名
可能性としての「在日」
初出
著者紹介
著: 李 恢成(リ カイセイ)
解説: 姜 尚中(カン サンジュン)