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死霊(2)
シレイ

不可能性の超出に挑んだ世界文学。深更、濃霧の中を彷徨って帰宅した三輪与志に、瀕死の兄高志が語り始める。自ら唱える《窮極の革命》理論に端を発した、密告者のリンチ事件と恋人の心中、さらに《窮極の秘密を打ち明ける夢魔》との対決。弟の与志はじっと聴きいる。外は深い、怖ろしいほどの濃闇と静寂。兄の告白は、弟の渇し求める〈虚体〉とどう関わるのか。『死霊』第一の山場5章を中心に4章6章を収録。
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書誌情報
紙版
発売日
2003年03月10日
ISBN
9784061983250
判型
A6
価格
定価:1,870円(本体1,700円)
ページ数
416ページ
シリーズ
講談社文芸文庫
電子版
発売日
2014年05月16日
JDCN
0619832500100011000K
初出
本書は、『死霊2』(1981年9月 講談社刊)を底本とし、若干のふりがなを加えました。
著者紹介
解説: 鶴見 俊輔(ツルミ シュンスケ)