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萌がさね
モエガサネフジワラミチナガシツメイシソウモン
- 著: 鳥越 碧

藤原道長と二人妻の波乱の生涯
権勢をほしいままにした道長が、唯一、その愛を得ることに苦悩した美貌の女・明子(めいし)。正妻・倫子(りんし)を加えた3人の愛の交錯。
摂政関白の頼通や、二帝の母后彰子(しょうし)の生母倫子と共に、どの歴史書にも、「二人妻」として明子(めいし)のことが必ず記されていた。道長の「二人妻」として倫子と並び記される明子に興味を覚えた。北の方の倫子と同等に扱われるほどに、道長に愛された明子とは、どのような女人であったのだろうか。道長の傍らで、惑い揺れる日はなかったのであろうかと。私なりに、明子の幻を追ってみたくなった。──(「著者あとがき」より)
書誌情報
紙版
発売日
1996年08月28日
ISBN
9784062081245
判型
四六
価格
定価:2,082円(本体1,893円)
ページ数
416ページ