ひとたびはポプラに臥す(4)

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ひとたびはポプラに臥す(4)

ヒトタビハポプラニフス

文芸(単行本)

宮本輝がシルクロードを往(ゆ)く
砂漠をわたる風の彼方へ、生と死をみつめる旅はつづく……待望の長篇紀行エッセイ第4弾

「どうして虚しさにひたることがあろう。……虚しさを見、荒涼と寂寥を見、そこでしたたかに生き、恋をし、夫や妻や子を愛し、幸福を求め、働き、ゴビ灘の灼熱の土中に埋葬されていく人々を見ることは、俺の望むところではなかったのか」──宿願の地クチャからカシュガルを経てヤルカンドへ。少年・羅什が死を賭して旅立った砂漠の道に運命の旅はつづく。豊富な写真とともに辿る「宮本輝のシルクロード」


書誌情報

紙版

発売日

1998年12月03日

ISBN

9784062095044

判型

四六

価格

定価:1,540円(本体1,400円)

ページ数

220ページ

初出

『北日本新聞』1997年10月28日から98年6月2日まで週一回)の連載を収録

著者紹介

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