百助嘘八百物語

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百助嘘八百物語

ヒャクスケウソハッピャクモノガタリ

文芸(単行本)

サスペンス溢れる痛快時代ピカレスク
天才詐欺師・百助がたくらんだ一攫千金、その顛末は。
取退(とりの)き無尽で大坂を追われ無一文、頭脳の限りをつくして7万両儲けてやる。

真夏の普請場に上方訛りの爺さん・百助が流れてきた。なかなかの知恵者で、金儲けには目端が利く。日傭(ひよう)取りの辰次は、病に苦しむ百助の面倒をみたのが縁で、いかさま博打の余禄に与った。やがて辰次は百助と親分子分の間柄になり、うさん臭い世界に引きずり込まれていく。


書誌情報

紙版

発売日

2000年12月06日

ISBN

9784062104616

判型

四六

価格

定価:1,870円(本体1,700円)

ページ数

302ページ

初出

「小説現代」                          いかさま師の正体1997年1月号 千軍万馬の闇将軍1998年1月号  御国替銀札一件1999年11月号 命なりけり2000年1月号     一白天狗の脅迫状2000年3月号 初めての恋2000年5月号     小六の心境2000年7月号    福の神2000年9月号

著者紹介

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