私はもう逃げない-自閉症の弟から教えられたこと

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私はもう逃げない-自閉症の弟から教えられたこと

ワタシハモウニゲナイジヘイショウノオトウトカラオシエラレタコト

「レインマン」は、弟そのものだった

本書は、その真実性のゆえに、同じように自閉症の人を家族に持つ全国の人々が、長い歳月にわたって共通して体験してきた、いわば普遍的ともいえる「自閉症の歴史」としての意味を持っています。多くの人々に共感と同意をもって迎えられることは、疑いのないことだと思います。
――川崎医療福祉大学医療福祉学部 佐々木正美教授推薦

「伝えなければいけないことがある」
私には3つ違いの力郎という弟がいるのだが、実は力郎は、自閉症である。自閉症とはいったいどのようなものなのか。自閉症者がいる家族は、どのようなことに巻き込まれていくのか。島田家のこの30年の歴史を書くことにより、自閉症を少しでも理解するきっかけになってもらえれば、これ以上の喜びはない。――「はじめに」より


目次

第1章 おとなしすぎる赤ちゃん
第2章 家族の混乱と絶望
第3章 健常児との接触
第4章 パニックと驚くべき記憶力
第5章 ありふれた大きな喜び
第6章 アンバランスな成長
第7章 もう止められない
第8章 高校3年の進路決断
第9章 親たちの地を這う戦い
第10章 新しい家族の絆
第11章 趣味の広がり
第12章 自立へのステップ
第13章 地域と1つになれた実感
第14章 穏やかな日常の訪れ

書誌情報

紙版

発売日

2001年11月22日

ISBN

9784062110051

判型

四六

価格

定価:1,760円(本体1,600円)

ページ数

272ページ

著者紹介

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