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無意識の脳 自己意識の脳-身体と情動と感情の神秘
ムイシキノノウジコイシキノノウシンタイトジョウドウトカンジョウノシンピ
- 著: アントニオ.R・ダマシオ ,
- 訳: 田中 三彦
世界的ベストセラー!!現代脳科学の常識をくつがえす「脳-身体論」!!
新展開した「ソマティック・マーカー仮説」!!
「感情はどのように認識されるか」
「意識という主観的現象を厳密で客観的に科学する」
本書のメイン・テーマは「意識」である。一見、前著とは趣を異にする問題に取り組んでいるかのようだが、けっしてそういうことではない。本書のはじめで著者みずから書いているように、著者が長年取り組んできた情動と感情の研究は、じつは「感情はどのように認識されるのか」という根本的な問題を著者につきつけていたのだ。
付け加えておくと、著者はこの本に、意識の研究に関して重要なメッセージを託していると思われる。それは、意識というまさに「主観的な」現象が、「厳密で客観的な科学」の研究の対象となりうるというメッセージである。おそらく本書全体がその一つの試みであるということを、頭の片隅に置きながら読んでいただくとよいかと思う――「訳者まえがき」より
- 前巻
- 次巻
目次
第1章 「脳の中の映画」とは何か
第2章 外向きの情動と内向きの感情
第3章 「意識障害」から意識を学ぶ
第4章 言葉が意識をつくり出すのではない
第5章 隠された身体と脳
第6章 中核意識の発見
第7章 延長意識とアイデンティティ
第8章 仮説を裏付ける神経学的事実
第9章 情動と感情の基盤は何か
第10章 無意識と意識のコントロール
第11章 半導体(シリコン)に感情は生み出せない
書誌情報
紙版
発売日
2003年06月13日
ISBN
9784062118781
判型
四六
価格
定価:3,080円(本体2,800円)
ページ数
416ページ