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出口のない海
デグチノナイウミ
- 著: 横山 秀夫

甲子園の優勝投手は、なぜ、自ら「人間兵器」となることを選んだのか。
人間魚雷「回天」――海の特攻兵器。脱出装置なし。
甲子園の優勝投手・並木浩二は大学入学後、ヒジを故障。新しい変化球の完成に復活をかけていたが、日米開戦を機に、並木の夢は時代にのみ込まれていく。死ぬための訓練。出撃。回天搭乗。――しかし彼は「魔球」を諦めなかった。
組織と個人を描く横山秀夫の原点
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書誌情報
紙版
発売日
2004年08月06日
ISBN
9784062124799
判型
四六
価格
定価:1,870円(本体1,700円)
ページ数
306ページ
初出
本書は1996年、マガジン・ノベル・ドキュメント『出口のない海』(作/横山秀夫、画/三枝義浩)として刊行された作品を全面改稿したもの。