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蛻
モヌケ
- 著: 犬飼 六岐

実在した偽の町。かき集められた偽の住人たち。
尾張藩江戸下屋敷内に実在した、「御町屋」と呼ばれた宿場町。だれも語らない。その町が存在することも、そこで行われていることも。
外界との行き来を遮断されたその「町」で、起きるはずのない連続殺人が――。注目作家が虚実二重に仕掛ける、長編時代ミステリー!
「こんな町が実在したとは――。架空の生活をいとなまなくてはならない人間の無為なる日々がいかに人間の心を蝕み、荒廃させるのか。タイトルの仕掛けの妙が読み進むほどに読む者の心を震わせる」――児玉清 氏
書誌情報
紙版
発売日
2010年06月19日
ISBN
9784062162463
判型
四六変型
価格
定価:1,760円(本体1,600円)
ページ数
306ページ