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東京影同心
トウキョウカゲドウシン
- 著: 杉本 章子
明治元年、江戸町奉行所は市政裁判所と名を変え、のち、東京府に移管されて、完全に姿を消した。慶応三年、二五歳で異例の出世をし、南町奉行所定回り同心となった金子弥一郎。お役大事で、まじめに生きてきたこの男にも、コロリの流行、桜田門外の変、彰義隊と、文久、慶応、明治の大変動が襲いかかる。「八丁堀」が消えた明治の世になって、捕り物一途の男が見せる、己れと世の中につける決着。
御一新で「八丁堀」は変わっても、同心魂には変わりなし。
明治になって、町奉行所は跡形もなく消え失せたが、元定回り同心・弥一郎は、男としてのケリをつけるため、今日も東京の町を駆け抜ける。
講談社創業100周年記念出版。
明治元年、江戸町奉行所は市政裁判所と名を変え、のち、東京府に移管されて、完全に姿を消した。慶応三年、二五歳で異例の出世をし、南町奉行所定回り同心となった金子弥一郎。お役大事で、まじめに生きてきたこの男にも、コロリの流行、桜田門外の変、彰義隊と、文久、慶応、明治の大変動が襲いかかる。「八丁堀」が消えた明治の世になって、捕り物一途の男が見せる、己れと世の中につける決着。
書誌情報
紙版
発売日
2011年01月15日
ISBN
9784062167260
判型
四六変型
価格
定価:1,760円(本体1,600円)
ページ数
290ページ