朱龍哭く 弁天観音よろず始末記

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朱龍哭く 弁天観音よろず始末記

シュリュウナクベンテンカンノンヨロズシマツキ

文芸(単行本)

一気読み必至! 《西條流》直球エンタメ時代活劇江戸に二輪の美花が咲く。お侠な小町娘のお蝶と、その義姉、物腰穏やかな色白美人の沙十。人呼んで「弁天・観音」美人姉妹の周りには、一本気な枡職人、ワケあり破戒坊主、無愛想な若侍、好色な若旦那などがひしめき、かしましいことこの上なし。だが、その賑やかな日常の裏で、亡くなったお蝶の父親が遺した“あるモノ”をめぐり、幕府転覆を狙う巨悪が迫っていた……。


一気読み必至! 《西條流》直球エンタメ時代活劇

江戸に二輪の美花が咲く。お侠な小町娘のお蝶と、その義姉、物腰穏やかな色白美人の沙十。人呼んで「弁天・観音」美人姉妹の周りには、一本気な枡職人、ワケあり破戒坊主、無愛想な若侍、好色な若旦那などがひしめき、かしましいことこの上なし。だが、その賑やかな日常の裏で、亡くなったお蝶の父親が遺した“あるモノ”をめぐり、幕府転覆を狙う巨悪の影が二人に迫っていた……。

辰巳芸者の娘で長唄師匠のお蝶は、情に厚く裏表のないお侠な性格。目鼻立ちのはっきりとした美人で、人呼んで「高砂弁天」。行動力に溢れるが、そそっかしい。お蝶の兄、安之のもとに嫁いだ沙十は、楚々とした美貌と穏やかな物腰で「観音さま」と崇められる。おっとりした外見とは裏腹に頭が切れ、実は薙刀の達人。
この二人がそろう時、何かが起きる!?


書誌情報

紙版

発売日

2012年02月22日

ISBN

9784062174664

判型

四六変型

価格

定価:1,540円(本体1,400円)

ページ数

306ページ

初出

『KENZAN!』Vol.9(2009年7月)~Vol.15(2011年7月)

著者紹介

著: 西條 奈加(サイジョウ ナカ)

(さいじょう・なか) 1964年北海道生まれ。2005年、架空の江戸の町を舞台にした『金春屋ゴメス』で第17回日本ファンタジーノベル大賞を受賞し、デビュー。時代小説から現代物、SFまで幅広い作風を持ち、斬新な趣向と爽やかな人情味が魅力の気鋭の小説家。著書に、『金春屋ゴメス 異人村阿片奇譚』『烏金』『恋細工』『はむ・はたる』『善人長屋』『御師 弥五郎』『無花果のなるころに』『四色の藍』『涅槃の雪』がある。

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