四季折々に楽しめる 小さな庭づくり

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四季折々に楽しめる 小さな庭づくり

シキオリオリニタノシメルチイサナニワヅクリ

 庭やベランダを美しくするために、複数の植物を楽しむといったアドバイスは、あまりされてきませんでした。しかし、草花や植物を上手に組み合わすことができれば、小さなスペースでも素敵な庭になり、一年中花や緑が絶えない空間となります。   そこで本書では、小さなスペースでも、植物を組み合わせて「絵になる」庭にするためのテクニックを伝授します。


 ガーデニングブームやNHK「趣味の園芸」で、植物を育てることは多くの人に広がりましたが、依然、多くの人は植物を点でとらえています。
 NHKの「趣味の園芸」をはじめとして、日本の植物の育て方は、1つの植物をいかに深く知るか、いかにマニアックな楽しみを追求するかといったことが主流になっていました。また、日本の花壇は一年草が中心で、同じ植物を一面に植える傾向がいまでも強い、ということも背景にありました。
 ところが近年は、イングリッシュガーデン的な混植の庭が望まれています。また、一年草よりも、自然な雰囲気の宿根草や雑木の人気が強くなっています。宿根草は一年草に比べて開花期が短かったりするため、同一面に植えることはまずありません。
 しかし、いままで複数の植物を楽しむといったアドバイスがほとんどされず、アドバイスできる人もあまりいませんでした。そのため、1つの植物を育てることはできても、いくつかの植物を面にして、庭をきれいな風景にすることが、日本の庭ではあまりできていません。
 草花や植物を上手に組み合わすことができれば、小さなスペースでも素敵な庭になり、一年中花や緑が絶えない空間となります。
 そこで本書では、小さなスペースでも、植物を組み合わせて「絵になる」庭にするためのテクニックを伝授します。とはいえ、多くの植物を組み合わせるのはプロでもむずかしいので、まずは素人でもかんたんにできる、2つの植物の組み合わせの例などを紹介します。組み合わせのパターンを増やせれば、さらに、3つや4つの植物の組み合わせパターンを使いこなしていけるでしょう


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目次

小さなスペースを「絵になる空間」にする7つのヒント
まず、2つの植物を合わせてみよう
Chapter1 小さなスペースを草花で華やかにしてみようChapter2 玄関前のスペースを飾ってみよう
Chapter3 かんたんレイズドベッドで植物にここちよい花壇に
Chapter4 コンテナをつかって景色に変化をつけよう
Chapter5 半日陰でもすてきな空間になる 
Chapter6 小さなスペースで樹木を上手に利用しよう
Chapter7 庭でバラを咲かせよう
Chapter8 花いっぱいのミニボーダーガーデンをつくってみよう
Chapter9 小経は庭のメインストリート
Case Study アンティークレンガで表情豊かに
春の庭の花合わせ
初夏の庭の花合わせ
夏の庭の花合わせ
秋の庭の花合わせ
冬の庭の花合わせ
風雅舎流庭の雰囲気がよくなる植物の育て方

書誌情報

紙版

発売日

2013年05月14日

ISBN

9784062182621

判型

B5変型

価格

定価:1,870円(本体1,700円)

ページ数

96ページ

電子版

発売日

2016年03月25日

JDCN

0621826200100011000E

著者紹介

著: 加地 一雅(カジ カズマサ)

1954年、大阪生まれ。東京農業大学卒業。庭の設計・施工をはじめ、苗や鉢、ガーデンファニチャーなども扱う、「風雅舎(兵庫県)」の代表取締役。ガーデニング講座の講師としても活躍中。ガーデニングブームの火付け役の一人で、日本の気候に合わせた植物を上手に使い、シックな植物配置が得意で、現在でも実力、人気とも高いガーデンデザイナー。 各園芸誌等で活躍するほか、著書の『花の庭を作ってみよう』(1997年、婦人生活社)は、庭づくりのロングセラー。

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