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わからん薬学事始3
ワカランヤクガクコトハジメ3
- 著: まはら 三桃
薬の製造を唯一の産業とする島「久寿理島」で、470年間、女子直系一族だった木葉家に生まれた男子・草多は、15の春、その製法が代々受け継がれてきた「気やすめ丸」を万人に効く薬へ改良するため、東京へと旅だつ。薬学学校の私立和漢学園で、充実した青春を送る草多は、ある日、先輩の伸太郎が甲賀流忍者の末裔だと知る。草多は伸太郎とともに、滋賀県の忍者屋敷で今も忍者として暮らす泰蔵じいさんを訪ねることに……。
薬の製造を唯一の産業とする島「久寿理島」で、470年間、女子直系一族だった木葉家に突然生まれた男子・草多は、15歳の春、その製法が女性のみに受け継がれてきた「気やすめ丸」を万人に効く薬へ改良するために、島の運命を背負って東京へと旅だった。薬学を学ぶため入学した私立和漢学園では、楽しい寮生活と、厳しい特訓の日々が待っており、充実した青春を送っていた草多だったが、そんなある日、学園の先輩の伸太郎が甲賀流忍者の末裔だと知る。草多は伸太郎とともに、滋賀県の忍者屋敷で今も忍者として暮らしているという、泰蔵じいさんを訪ねることになり……。
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目次
一 気まぐれなんかじゃない
二 忍者と薬草の地へ
三 兵糧丸の歌
四 『気休め丸』はしゃべるか
五 芳原先生
六 きこえない
七 秀有と
八 受験勉強
九 処置室からの声
十 一九九二年秋
十一 久寿理島に誓う
十二 母への手紙
十三 『気休め丸』が教えてくれたこと
書誌情報
紙版
発売日
2013年06月28日
ISBN
9784062183611
判型
四六
価格
定価:1,320円(本体1,200円)
ページ数
210ページ
電子版
発売日
2018年01月26日
JDCN
06A0000000000013524K
著者紹介
1966年生まれ。 2005年、第42回講談社児童文学新人賞佳作を受賞。著書に『カラフルな闇』、『最強の天使』、『たまごを持つように』 、『鉄のしぶきがはねる』(坪田譲治文学賞)、『鷹のように帆をあげて』。 童話『おとうさんの手』は、2011年読書感想画中央コンクールの指定図書に選ばれる。 福岡県在住。鹿児島児童文学者の会「あしべ」同人。