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さらばスペインの日日
サラバスペインノヒビ
- 著: 逢坂 剛

著者渾身のイベリア・シリーズついに完結!
日本の無条件降伏、第二次世界大戦終結で、北都昭平、ヴァジニアにいかなる未来が──。
「だれかがわたしに、裏切り者の汚名をきせようとしている」
1945年、ドイツに続く日本の無条件降伏で第二次世界大戦が終結。密命を帯びてスペインに潜行していた日本陸軍の情報将校・北都昭平は、戦犯指定の危機にさらされる。一方、英国情報部員ヴァジニアは、同国秘密情報部(MI6)第九課長キム・フィルビーがソ連の二重スパイである事実を暴こうと動き出す。だが、二人は同時に拘束され、別々に勾留される。国境も戦火も越えて愛し合っていた彼らに、いかなる未来が待っているのか――。
書誌情報
紙版
発売日
2013年11月23日
ISBN
9784062186667
判型
四六変型
価格
定価:2,530円(本体2,300円)
ページ数
626ページ
初出
『IN☆POCKET』2011年4月号~11月号、2012年1月号~2013年9月号
著者紹介
1943年、東京都生まれ。中央大学法学部卒業後、博報堂に入社。'80年、「暗殺者グラナダに死す」で第19回オール讀物推理小説新人賞を受賞。'87年、『カディスの赤い星』で第96回直木賞、第40回日本推理作家協会賞、第5回日本冒険小説協会大賞をトリプル受賞。'97年より専業作家。2001年6月から2005年5月まで日本推理作家協会理事長を務めた。『重蔵始末』シリーズ、『剛爺コーナー』『大迷走』『バックストリート』など著書多数。