行人坂の魔物――みずほ銀行とハゲタカ・ファンドに取り憑いた「呪縛」

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行人坂の魔物――みずほ銀行とハゲタカ・ファンドに取り憑いた「呪縛」

ギョウニンザカノマモノミズホギンコウトハゲタカファンドニトリツイタジュバク

目黒・行人坂は、江戸時代に火付けの大罪をおかした「八百屋お七」の井戸があるだけでなく、明和の大火を引き起こした凶事の地として知られる。この地で発展した目黒雅叙園は、イトマン事件をはじめとする数々の経済事件の舞台となってきた。バブル経済の崩壊後、ハゲタカ・ファンドがこの雅叙園を買収。ハゲタカに踊らされた大手邦銀は、今も「債権飛ばし」を続けている。なぜ、禍禍しいこの土地で、人々は翻弄され続けるのか。


「本書は、目黒・行人坂を巡る、際限のない欲望の物語だ」――著者

 目黒・行人坂は、江戸時代に火付けの大罪をおかした「八百屋お七」の井戸があるだけでなく、1772年、明和の大火を引き起こした凶事の地として知られる。この地で発展した目黒雅叙園は、日本を代表する結婚式場として有名だが、戦後、イトマン事件をはじめとする数々の経済事件の舞台となってきた。
 バブル経済の崩壊後、ハゲタカ・ファンド「ローンスター」がこの雅叙園を買収、乗っ取りをはかっている。ハゲタカに踊らされた大手邦銀は、今も「債権飛ばし」を続けている。なぜ、禍禍しいこの土地で、人々は翻弄され続けているのか。日本を代表する経済ジャーナリストが描く傑作ノンフィクション。


  • 前巻
  • 次巻

目次

プロローグ
 第一章 目黒行人坂の魔物
 第二章 目黒雅叙園
 第三章 ハゲタカ・ローンスター
 第四章 ハゲタカの守護神
 
エピローグ

書誌情報

紙版

発売日

2013年10月31日

ISBN

9784062187268

判型

四六

価格

定価:1,870円(本体1,700円)

ページ数

234ページ

電子版

発売日

2013年12月06日

JDCN

0621872600100011000C

著者紹介

著: 町田 徹(マチダ テツ)

町田 徹(まちだ・てつ)  経済ジャーナリスト、ノンフィクション作家。1960年大阪府生まれ。  神戸商科大学(現兵庫県立大学)商経学部経済学科を卒業。米ペンシルバニア大学ウォートンスクールに日本経済新聞社より社費留学。甲南大学マネジメント創造学部非常勤講師。  日本経済新聞記者、雑誌編集者を経て、独立。著作活動を軸に、雑誌への寄稿や講演活動も手掛けている。 「日興コーディアル証券『封印されたスキャンダル』」(月刊現代二〇〇六年二月号)で二〇〇七年「編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞」大賞。 著書に「JAL再建の真実」(二〇一二年 講談社現代新書)、「東電国有化の罠」(二〇一二年 ちくま新書)、「日本郵政 解き放たれた『巨人』」(二〇〇五年 日本経済新聞社)、「巨大独占 NTTの宿罪」(二〇〇四年 新潮社)ほか。

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