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エウレカの確率 経済学捜査員 伏見真守
エウレカノカクリツケイザイガクソウサインフシミマモル
- 著: 石川 智健

川崎市高津区で連続殺人事件が発生。総勢100名を超える特捜本部が捜査を開始した。犯行手口から、同一人物の犯行と断定された。だが、ひと月が経っても解決の糸口さえ見つからない。そんな折、新たな捜査員が加わることになった。プロファイラーの盛崎と、捜査員としては本邦初の行動経済学者・伏見真守の二人だった。伏見は経済学によって独自の捜査を開始し、同一犯説に異を唱える。経済学捜査員は真犯人にたどり着けるか!
川崎市高津区で連続殺人事件が発生した。所轄署に県警その他の応援を加えた総勢100名を超える特捜本部は、次の犯行を防ぐべく捜査を開始した。現場に残された証拠品や犯行手口からして、捜査本部は同一人物の犯行と断定していた。だが、ひと月が経っても殺人犯は捕まらず、それどころか解決の糸口さえ見つからない低調ぶりだった。そんな折、疲労感漂う捜査本部に新たな捜査員が加わることになった。一人は科学警察研究所から来たプロファイラーの盛崎。そしてもう一人は、捜査員としては本邦初と思われる行動経済学者・伏見真守だった。伏見は経済学を駆使して独自の捜査を開始する。盛崎のプロファイリングによって捜査は進展を見せ始めるが、同一犯人説が大勢を占める中、伏見は独り、3件の殺人のうち1件は別の人物の犯行であることを主張する。経済学者VSプロファイラー。真犯人にたどり着くのはどっちだ!
目次
一章 経済学者とプロファイラー
二章 最大と最小
三章 双子の息子
四章 見つからないもの
五章 見つかるもの
書誌情報
紙版
発売日
2014年03月14日
ISBN
9784062188210
判型
四六変型
価格
定価:1,650円(本体1,500円)
ページ数
314ページ
著者紹介
1985年神奈川県生まれ。25歳のときに書いた『グレイメン』で2011年に国際的小説アワード「ゴールデン・エレファント賞」第2回大賞を受賞。2012年に同作品が日米韓で刊行となり、26歳で作家デビューを果たす。現在は医療系企業に勤めながら、執筆活動に励む。