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背乗り ハイノリ ソトニ 警視庁公安部外事二課
ハイノリソトニ ケイシチョウコウアンブガイジニカ
- 著: 竹内 明
日本警察に巣食う中国のスパイ“潜入者”(モグラ)の罠にかかり、公安警察を追われた元エース・筒見慶太郎。組織の論理で切り捨てられ、家族さえ失い、失意のうちに在NY日本国総領事館の警備対策官として左遷される。だが、訪米した外務大臣の毒殺未遂事件が発生。同じ頃、日本ではかつての上司で“影の公安部長”と呼ばれた男が変死する。仲間も権威も信じない捜査至上主義者、公安警察“最後の狂犬”が再び走り出す!
背乗り【ハイノリ】とは、諜報員や犯罪組織の構成員が、行方不明者などの戸籍を乗っ取って、その人になりすますこと――。
知られざる日本の闇、公安捜査の内実に迫る、衝撃作!
日本警察に巣食う中国のスパイ”潜入者”(モグラ)の罠にかかり、公安警察を追われた元エース・筒見慶太郎。組織の論理で切り捨てられ、家族さえ失い、失意のうちに左遷され、いまは在NY日本国総領事館の警備対策官として抜け殻のような生活を送っていた。
だが、国連総会での演説のため訪米した外務大臣・黒崎倫太郎の毒殺未遂事件が発生。筒見をハメた中国諜報員の影が事件の周囲にちらつく。同じ頃、日本ではかつての上司で“影の公安部長”と呼ばれた男が変死する。
外務大臣を狙った美女の正体は。公安警察が組織をあげて隠そうとするスキャンダル“ゼロ号ファイル”の中身とは。そして、日本の中枢に潜り込んだ、名前も戸籍もニセモノの人物とは誰か――。
仲間も権威も信じない捜査至上主義者、公安警察“最後の狂犬”が再び走り出す。
「読んで背筋が凍った。日本警察のなかには、こんな潜入者(モグラ)がいるのかもしれない」(公安捜査官)
「我々が一緒に仕事をしたいのは、こういう捜査官(オフィサー)だ。日本にはこういう優秀な捜査官も実在する」(FBI捜査官)
本物の各国スパイハンターからも異例の賛辞を受けた注目作、登場!
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書誌情報
紙版
発売日
2014年09月18日
ISBN
9784062190398
判型
四六変型
価格
定価:1,650円(本体1,500円)
ページ数
322ページ
著者紹介
1969年生まれ。神奈川県茅ヶ崎市出身。1991年慶應義塾大学法学部法律学科卒業後、TBS入社。報道局社会部記者として検察庁、裁判所、警察庁、警視庁などを担当。2002年よりニューヨーク特派員。ハーレムのストリートギャング、イスラム社会を長期取材。米同時多発テロ直後の情報機関・連邦捜査機関を取材した。2006年に帰国後は夕方ニュースの『Nスタ』編集長、社会部・外信部のデスク、キャスターなどを務めている