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総司の夢
ソウジノユメ
- 著: 小松 エメル

俺はね、夢を見たことがないんです。新選組一番隊組長・沖田総司。江戸の一道場の塾頭だった男は、時代の急流の中で、京に上り、幕末随一の剣士となっていく。最強の男――「鬼」は誰なのか。芹沢鴨、土方歳三、近藤勇――。何故、俺は人を斬るのか――自らに問いながら、沖田は鬼の正体を探そうとする。著者にしか書けない、沖田総司の一代記。
俺はね、夢を見たことがないんです。
新選組一番隊組長・沖田総司。
江戸の一道場の塾頭だった男は、時代の急流の中で、京に上り、幕末随一の剣士となっていく。
最強の男――「鬼」は誰なのか。
芹沢鴨、土方歳三、近藤勇――。
何故、俺は人を斬るのか――自らに問いながら、沖田は鬼の正体を探そうとする。
著者にしか書けない、沖田総司の一代記。
書誌情報
紙版
発売日
2016年09月28日
ISBN
9784062196031
判型
四六変型
価格
定価:1,760円(本体1,600円)
ページ数
386ページ
著者紹介
小松エメル(こまつ・えめる) 1984年東京都生まれ。國學院大學文学部史学科卒業。母方にトルコ人の祖父を持ち、名は、トルコ語で「強い、優しい、美しい」などの意。 2008年、あさのあつこ、後藤竜二両氏が選考委員を務めるジャイブ小説大賞で、初の大賞を受賞しデビュー。 著書に、デビュー作の明治人情妖怪譚『一鬼夜行』シリーズ、『夢追い月』をはじめとする「蘭学塾幻幽堂青春記」シリーズ、『うわん 七つまでは神のうち』などがある。 文庫書き下ろしを中心に人気を集めてきた著者が、2014年に初めて刊行した単行本『夢の燈影』は、新選組の無名隊士たちを描いた連作短篇集で、歴史小説界に新しい風を吹き込んだ。本書は、単行本では初の長篇作品となる。