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客席から見染めたひと
キャクセキカラミソメタヒト
- 著: 関 容子
当代随一のインタビューの名手が、「舞台」を彩る16人のトップランナーに迫る。30代から80代まで、世代を超えて語られる「芸」の世界の深淵。そして師弟の情愛──。舞台俳優から歌舞伎役者、狂言師、落語家まで、普段は語られざる彼らの本音、舞台論、受け継ぎ後進に伝えるべき「伝統」への思い、そして数奇なみずからの人生……。本人の生き生きとした肉声を通して紡がれる数々の物語が、読む者の心を捉える究極の1冊。
月刊『浄土』に連載し、好評を博した「舞台人」へのインタビューが1冊に。
日本エッセイスト・クラブ賞、講談社エッセイ賞、読売文学賞など幾多の賞にも輝く、当代随一のインタビューの名手が、「舞台」という空間を彩る16人のトップランナーに迫ります。
30代から80代まで、世代を超えて語られる「芸」の世界の深淵。そして師弟の情愛──。舞台俳優から歌舞伎役者、狂言師、落語家まで、普段は語られざる彼らの表現者としての本音、舞台論、芸や技など受け継ぎ後進に伝えるべき「伝統」への思い、そして数奇なみずからの人生……。本人の生き生きとした肉声を通して紡がれる数々の物語が、読む者の心を捉えます。
舞台を愛するすべての人に贈る、「読むと舞台に足を運びたくなる」究極の1冊です。
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目次
仲代達矢──「型」と「オーラ」の無名塾長
串田和美──人間の虚実を操る魔法使い
小日向文世──説明しない演技の巨人
岸部一徳──遊びと逸脱の永遠の音楽少年
麻実れい──男と女の狭間で踊る麗人
桐竹勘十郎──人形に命と色気を注ぐ伊達男
中村扇雀──遅れてきた現代の兼ねる役者
片岡秀太郎──濃厚な上方の色香を漂わす女方
藤間勘十郎──日本舞踊の全てからの飛翔
中森貫太──伝統世界の二代目アンファンテリブル
野村萬斎──変幻自在の「狂言サイボーグ」
矢野誠一──「名人のいる風景」の立会人
桂米團治──夢見るフルオーケストラの浪速男
柳亭市馬──落語界の唄う徳望家
柳家小満ん──粋と和みの文人墨客
春風亭小朝──多芸多才の横丁の若様
書誌情報
紙版
発売日
2016年06月01日
ISBN
9784062199124
判型
四六
価格
定価:2,420円(本体2,200円)
ページ数
402ページ
電子版
発売日
2016年06月10日
JDCN
0621991200100011000V
初出
仲代達矢…『浄土』2013年6月号、7・8月合併号、串田和美…『浄土』2012年12月号、2013年1月号、小日向文世…『浄土』2013年4月号、5月号、岸部一徳…『浄土』2012年6月号、7・8月合併号、麻実れい…『浄土』2012年9月号、10月号、11月号、桐竹勘十郎…『浄土』2014年11月号、12月号、2015年1月号、中村扇雀…『浄土』2014年1月号、2・3月合併号、片岡秀太郎…『浄土』2014年9月号、10月号、藤間勘十郎…『浄土』2015年10月号、11月号、12月号、中森貫太…『浄土』2014年6月号、7・8月合併号、野村萬斎…『浄土』2015年2月号、4月号、5月号、矢野誠一…『浄土』2014年4月号、5月号、桂米團治…『浄土』2010年5月号、7・8月合併号、9月号、柳亭市馬…『浄土』2013年11月号、12月号、柳家小満ん…『浄土』2010年12月号、2011年1月号、2・3月合併号、春風亭小朝…『浄土』2015年6月号、7・8月合併号、9月号。
著者紹介
著: 関 容子(セキ ヨウコ)
東京都に生まれる。日本女子大学国文科卒業。エッセイスト。昭和56年『日本の鶯──堀口大學聞書き』で日本エッセイスト・クラブ賞、平成11年『芸づくし忠臣蔵』で読売文学賞など受賞多数。 主な著書に『花の脇役』『女優であること』『新しい勘三郎──楽屋の顔』『海老蔵そして團十郎』『舞台の神に愛される男たち』『勘三郎伝説』などがある。