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日本の伝統行事 Japanese Traditional Events
ニホンノデントウギョウジジャパニーズトラディショナルイベンツ
- 著: 村上 龍 ,
- 絵: はまの ゆか ,
- 訳: ラルフ・マッカーシー ,
- その他: 坂本 龍一
「日本の伝統行事」を見つめ直し、その新しい意義を示す。坂本龍一監修:「日本の童謡と唱歌集」CD3枚付。
全テキスト・村上龍執筆。そのすべてに英訳を併記。膨大な絵と写真。誰もが口ずさめる懐かしい童謡・唱歌が、坂本龍一他、現代の音楽家、演奏者によってよみがえる。
★「日本を代表する表現者が結集」
「取り組んでから約8年、いつ完成するのだろうというような仕事でした。でも、坂本龍一をはじめ、和楽器界のプリンス東儀秀樹さん、藤原道山さん、装幀家の鈴木成一氏、画家のはまのゆかさん、そして、表紙を飾っていただいた女優の綾瀬はるかさん、坂本は親友なのでちょっと別にしても、他の人たちは、忙しいので無理だろうなというダメ元の依頼だったのに、快く応じていただいて、そのたびに、『この本は制作する価値がある』と思うことができました」
★「幼いころの自分を訪ねる、遙かなる旅」
「知っているようで、知らない日本の伝統行事。明治以来の西欧化の大波にあっても、民衆が残してきた数々の習慣、食事、飲み物、衣装、装飾。七夕で短冊に願いごとを書く意味は? 花火大会はどうやってはじまったのか? 祭りの御輿は何を運ぶのか? そもそも神社と寺はどこが違うのか? 伝統行事は、自分が子どものころと、どこが、どういう風に、どうして変化してきたのか? また、変わっていないのはどこなのか? それらを調べ、書いていく作業は、大人になり故郷を離れ、都会に住み、海外体験も重ねたわたし自身が、1950~60年代の幼い自分を訪ねる、遙かなる旅のようなものでした」
★「それぞれの世代、文化圏に」
「年輩の人は、『そうだよな、そうだったよな』、子どもたちや若い人は、『そういうことだったのか』、外国の人は、『日本って、こんな側面があるのか』、そんなこと、いろいろなことを、感じていただけると思っています」
(村上龍談)
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書誌情報
紙版
発売日
2016年07月05日
ISBN
9784062199605
判型
変型
価格
定価:4,950円(本体4,500円)
ページ数
112ページ
著者紹介
1952年長崎県生まれ。武蔵野美術大学中退。大学在学中の1976年『限りなく透明に近いブルー』で群像 新人文学賞、第75回芥川賞を受賞後、日本の文学賞のほとんどを受賞。「TOPAZ(ト パーズ)」などの映画製作など、あらゆるジャンルで旺盛な活動を展開。
絵本作家/イラストレーター。1979年大阪府生まれ。京都精華大学マンガ専攻卒。大 学在学中に、村上龍『あの金で何が買えたか』の挿画でデビュー。以後、村上龍『13歳のハローワーク』など多 くの話題作でイラストを手がけた。絵本の創作にも意欲的に取り組んでいる。2007年、日本漫画家協会賞特別賞を受賞。
翻訳家、作詞家。南カリフォルニア現住。1992年、上智大学(東京)にて東アジア研究の修士 号を取得。『69』 『インザ・ミソスープ』『オーディション』『ピアッシング』『トパーズ』(全15編)な ど数多くの村上龍の小説・短編集を翻訳している。また、セリーヌ・ディオン、パリス・ヒルトンなどのポップアーティストに歌詞を提供している。
その他: 坂本 龍一(サカモト リュウイチ)
1952年生まれ。世界的に活動する音楽家。アカデミー作曲賞、グラミー賞、ゴールデングローブ賞など、数々の賞を受賞。温暖化防止、地雷除去、森林の再生など、環境問題に関わるアクティビストでもある。