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島の風は、季節の名前。 旧暦と暮らす沖縄
シマノカゼハキセツノナマエキュウレキトクラスオキナワ

島には、二十四節気の名を持つ風が吹く──。
神々が住む島、ゆったりと時が流れ、神秘の力を抱く沖縄は、意外にも旧暦の暮らしが強く根づいている土地柄。
『日本の七十二候を楽しむ ―旧暦のある暮らし―』などで知られ、沖縄にルーツをもつ著者が、
風や雨、海や緑が教えてくれる島の季節や風物、行事、旬の幸や南国の生き物たちなど、
沖縄のさまざまな表情を、旧暦の十二ヵ月にそって細やかに綴ります。
写真は、妻であり写真家の當麻 妙。二人で足を運び、見つめ、感じ、温めてきた現地での暮らし。
言いならわしにこめられた島の知恵、自然のうつろいを慈しみながら、
日々を気持ちよく生きるヒントがつまった、美しいフォトブックになりました。
ガイドブックには載らない、祈りや祝い、命が満ちる沖縄を、
その物語が息づく写真とともにゆっくりと味わえる一冊です。
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書誌情報
紙版
発売日
2016年09月29日
ISBN
9784062202411
判型
A5
価格
定価:1,760円(本体1,600円)
ページ数
96ページ
初出
本書における文章の一部は、『季刊サルビア』(22号~37号)での連載エッセイ「沖縄すたこら日記」と、『沖縄タイムス』(2016年6月23日付)掲載のコラム「唐獅子」をもとに加筆・修正したものです。
著者紹介
詩人。1970年生まれ。母の故郷である沖縄に、2011年より移り住む。 琉球国時代には、先祖が首里城で暦に関わる仕事をしていた、と聞く。 詩集に『心を縫う』(詩学社)、『くさまくら』(花神社)、『歌』(思潮社)、 『島ぬ恋』(私家版)、『生きようと生きるほうへ』(思潮社、第25回丸山豊記念現代詩賞)。 他の著書に『えほん七十二候 はるなつあきふゆ めぐるぐる』(絵・くぼあやこ、講談社)、 『日本の七十二候を楽しむ ─旧暦のある暮らし─』(絵・有賀一広、東邦出版)、 『暮らしのならわし十二か月』(同、飛鳥新社)、『季節を知らせる花』(絵・沙羅、山川出版社)、 『旬を楽しむ 日めくり七十二候』(絵・川原真由美、文春文庫)など。 自然に寄り添い、日々の移ろいを味わいながら暮らす営みを、ていねいに綴り出している。 なかでも『日本の七十二候を楽しむ ─旧暦のある暮らし─』は、旧暦への静かなブームを呼び起こし、 30万部を超えるベストセラーに。http://mumeisyousetu.com/
写真: 當麻 妙(トウマ タエ)
写真家。東京生まれ。初めて訪れた沖縄の風景に感動し、何度も通い撮影。 縁あって、2011年より沖縄に住むことに。親戚の行事、 子の通う学校や友人を通して島の文化に触れる機会が増え、 ますます沖縄に魅了される。2014年には那覇にて写真展「KUDAKA」を開催。 写真集に『Tamagawa』(私家版)、『GR DIGITAL BOX』(共著、東京キララ社)、 写真展に「Cornershop」(コニカプラザ 1999年)、 「Tamagawa」(新宿ニコンプラザ 2003年)、「KUDAKA」(KIYOKOSAKATA studio 2014年)。 書籍、雑誌などで活動中。http://www.tomatae.com/