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天子蒙塵 第二巻
テンシモウジンダイ2カン
- 著: 浅田 次郎

張作霖爆殺事件から3年、息子・張学良は無抵抗将軍となり、清朝最後の皇帝・溥儀は玉座を追われたなか、満洲の野に放たれた猛獣と化した関東軍に一人反抗を続ける男・馬占山。
馬は同じ張作霖側近であった張景恵の説得を受け一度は日本に従うが──。
一方、満洲国建国を急ぐ日本と大陸の動静に目を光らせる国際連盟の狭間で、溥儀は深い孤独に沈み込んでいた。
ついに日本の軍部もその存在を知るところとなった天命の具体「龍玉」は今、誰の手に──。
『蒼穹の昴』シリーズ第五部、第二巻は日中の思惑が激突する満洲を舞台に、義と信に生きる男たちがしのぎを削る。
目次
第二章 還我河山
書誌情報
紙版
発売日
2016年12月07日
ISBN
9784062203708
判型
四六
価格
定価:1,760円(本体1,600円)
ページ数
322ページ
初出
「小説現代」2015年3月号~2016年6月号
著者紹介
1951年東京都生まれ。1995年『地下鉄に乗って』で第16回吉川英治文学新人賞、1997年『鉄道員』で第117回直木賞、2000年『壬生義士伝』で第13回柴田錬三郎賞、2006年『お腹召しませ』で第1回中央公論文芸賞と第10回司馬遼太郎賞、2008年『中原の虹』で第42回吉川英治文学賞、2010年『終わらざる夏』で第64回毎日出版文化賞を受賞。2011年より日本ペンクラブ会長。2015年紫綬褒章受章。他の著書に『日輪の遺産』『霞町物語』『シェエラザード』『ブラック オア ホワイト』『わが心のジェニファー』『獅子吼』『帰郷』など多数。
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お知らせ
浅田次郎先生が第9回日本歴史時代作家協会賞 功労賞を受賞しました。