〈世界史〉の哲学 近世篇

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〈世界史〉の哲学 近世篇

セカイシノテツガクキンセイヘン

文芸(単行本)

遅れた封建ヨーロッパの中世末期になぜルネサンスと宗教革命という相反する運動が同時進行したのか。ラテン語で書かれた聖書を読めないカトリック信者のジレンマとはいかなるものか。科学革命のハイライトともいうべき「万有引力」は、合理的思考が忌避する遠隔作用ではないのか。西欧だけがなぜ近代へと飛躍しえたのかという謎が今、解き明かされる!


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目次

まえがき
第1章 包摂的な政治制度のアンチノミー
第2章 世界の中心へ、縁へ、海へ
第3章 聖地の受肉
第4章 宗教と世俗化のEPR相関
第5章 原テクストの転移
第6章 知性と経験
第7章 知性の不安
第8章 王は二つの身体をもつ
第9章 遠近法の二つの身体
第10章 世俗の神秘体
第11章 遠い祖国と短い時間
第12章 天使と税制
第13章 王朝、王冠、そして……威厳
第14章 王は死せり……王が生きんことを
第15章 〈聖所の前〉のタブロー
第16章 「蒐集家の部屋」をつきぬけて
第17章 表象の条件としての〈タブロー〉
第18章 狂気の理性
第19章 万有引力と最後の魔術師
第20章 ダミヤンの死/マラーの死
あとがき

書誌情報

紙版

発売日

2017年03月22日

ISBN

9784062204538

判型

四六

価格

定価:2,750円(本体2,500円)

ページ数

482ページ

電子版

発売日

2017年04月28日

JDCN

0622045300100011000H

初出

「群像」2014年10月号~2016年9月号(2014年12月号、2015年4月号、11月号、2016年6月号をのぞく)

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