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疑薬
ギヤク
- 著: 鏑木 蓮

東大阪にある居酒屋「二歩」。生稲怜花は、母の怜子、育ての父である誠一と穏やかに暮らしていた。しかし、怜花には忘れられない過去がある――。11年前、生死の境を彷徨った母は、入院先の三品病院で新薬を処方され、一命を取り留めるも、容体が急変、失明してしまったのだ。ある日、「なにわ新報社」の矢島に接触し、母の失明の原因を示唆された怜花。閉ざした過去と対峙したとき、製薬会社を巻き込む驚愕の真実が明かされる!
東大阪にある居酒屋「二歩」。生稲怜花は、母の怜子、育ての父である誠一と穏やかに暮らしていた。
しかし、怜花には忘れられない過去がある――。
11年前、生死の境を彷徨った母は、入院先の三品病院で新型抗インフルエンザ薬を処方され、なんとか一命を取り留めるも、その後容体が急変、失明してしまったのだ。
ある日、「怜子の失明の原因を調べている」という「なにわ新報社」の記者・矢島から新聞の切り抜きを手渡された怜花。そこには、三品病院系列の老人ホーム「なごみ苑」でインフルエンザ患者二名が死亡したとの報道が。
母の失明の原因は、医療ミスなのか――。
閉ざした過去と対峙したとき、製薬会社を巻き込む驚愕のスキャンダルが明かされる!
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書誌情報
紙版
発売日
2017年05月24日
ISBN
9784062205788
判型
四六変型
価格
定価:1,760円(本体1,600円)
ページ数
370ページ
著者紹介
鏑木 蓮(かぶらぎ・れん) 1961年、京都市生まれ。2006年、『東京ダモイ』で第52回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。社会派ミステリー『白砂』が大ヒットした。他の作品に、『屈折光』『時限』『思い出探偵』『救命拒否』『エンドロール』『真友』『転生』『見えない鎖』『炎罪』『甘い罠 』『黒い鶴』『京都西陣シェアハウス 憎まれ天使・有村志穂』『茶碗継ぎの恋 編集者 風見菜緒の推理』などがある。